大友氏が初めて作る公共アート作品でもあったので、初めて見た人にも直感的に伝わるような大友氏らしい佇まいのパンフレットが望ましいと考えました。そこで大友氏の代表作である［AKIRA］を抜粋し、作品の特徴でもある白場を活かしたコマ割りや大きくて太いタイトルロゴなどをパンフレットにも踏襲することを試みました。

長文で特徴的なタイトルは太いタイポグラフィを作図し、横幅いっぱいに大胆にレイアウト。中面は情報のバランスを見ながら余白を意識したレイアウトで全体をデザインしています。印刷では作品内でも多く使われている黄土色を際立たせるための赤金インクを表紙全体に刷ることで印象的な仕上がりにしています。