SHINがつくりたいお店の形は料理だけでなく、それを愉しむ空間、またお店に通うことで形成されるお客様の暮らしを豊にすること。お話をお伺いする中で、食べ物などの“物質的なモノ”だけではなく、それを囲む空間や時間など“目に見えないコト”をより大切にしたい思いを強く感じました。そこがSHINの本質であると思い、デザインを考える上での大きな軸と考えました。
お打ち合わせの中で、代表の方が言っていた[雪山で飲むコーヒーほど美味しいものはない]というエピソードがとても心に残りました。物資的なクオリティよりもそれを支える環境や空気、それを囲む見えないものに人は満足し、豊かさを感じる。この一言のエピソードこそSHINのつくるお店の象徴であると感じました。 そこでその想いをそのままロゴにできないかと考え、SHINの社名は信・進・伸・新・心・真の6つの日本語の[しん]が由来となっていることもあり、6つの線で雪山を表したマークにデザインしました。またこの6つの言葉が前向きでポジティブな想いが込められているので、人々の心を明るく、豊かに、[プラス(+)]を与えるという意味合いを[+]のフォルムと[H]の横棒をアレンジしたデザインにし、そしてHに向かっていく横棒の軌跡は、何事にも柔軟に挑戦し進んでいく企業姿勢を表現しています。
Client
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Art direction
Design
SHIN, inc.
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斉 藤 友 秀
斉 藤 友 秀