Ki-gu-miシリーズは子どもから大人まで楽しめる立体パズルです。レーザーカッターで型抜いた平面のパーツを組み合わせることで立体物をつくります組み立てられます。このKi-gu-miシリーズの技術を使い、和柄を用いたプロダクトを作りたいとのご相談を受けました。 まずはどのような商品が良いか会話を重ねる中で、普段使いできる物という観点から強度を損なわないシンプルな構造で実現可能な[小箱]と[名刺ケース]を制作する方向に決まりました。 ただ和柄に関しては長年使われてきたパターンであり、柄をそのままあしらっても真新しさに欠けると感じました。そのため、和柄は前提としながらも小箱や名刺ケースと合わせた時に何か個性を感じる柄にできないかと考え、模索検証していきました。
小箱は上蓋を下箱に被せる形状のため、上蓋と下箱の側面には重なりが生じます。その形状をヒントに前後のパターンが重なることで一つの和柄が完成するデザインを考えました。 まず一つの和柄を2つのパターンに分解、上蓋と下箱の側面にそれぞれ配し、上蓋を下に移動すると一つの和柄が見えてきます。
多くの和柄はユニットとなるパターンを連続に配置し構成したデザインです。この特性を活かしユニットとなるパターンの線幅を少しずつ細く、または太く変えることで柄がグラデーションのように変化するデザインを考えました。これにより既存の和柄でありながらも、また違った表情が現れるデザインとなっています。
ロゴは既にある木製パズルのki-gu-mi、また紙製パズルのshi-gu-miのロゴにデザインを合わせ、同シリーズに見える佇まいに調整。その中で[和]をモチーフにしているプロダクトのシンボルとなるように、和の文字を基としたマークを新たに作りました。
今回デザインで使用している和柄は吉祥文様と言われる縁起の良い意味が込められている柄を選定していることから、祝い袋や熨斗をモチーフに、またギフトとして封筒などでも郵送できるようなサイズにデザインしました。中央の帯はwa-gu-miのマークをベースとした意匠に木材を加工するレーザーカッターを使い成形しています。
Client
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Art direction
Design
株式会社エーゾーン
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斉 藤 友 秀
斉 藤 友 秀